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クビキリサイクル 感想&作品データ

クビキリサイクル」(Kubikiri Saikuru)

「クビキリサイクル」は、2002年2月5日に講談社ノベルスから刊行された、

西尾維新」によるライトノベル作品シリーズ。イラストは「」が担当。

同著者のデビュー作であり、第23回メフィスト賞 受賞作品。

このライトノベルがすごい!」2005年度2位、2006年度1位、2007年度3位を記録。

2008年4月15日に講談社文庫より文庫版も発売されている。


主人公である「ぼく」の独特な口回しや、

インパクトの強いキャラクターで高い人気を誇っている人気小説であり、

全6タイトル9巻で構成され「戯言シリーズ」と呼ばれている。

「『萌え』と『ミステリー』の融和」を目指して描かれた作品であり、

作中には多数のいわゆる「萌えキャラ」が登場し、

「萌え要素」自体が伏線になっていることもあるのが特長。

また、『戯言シリーズ』の登場人物「零崎人識」を始めとする、

零崎一賊を主役とした外伝シリーズに「人間シリーズ」がある。

(出典:ウィキペディア)

クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い (講談社文庫)





■ クビキリサイクルの感想(出典:Amazon)


うーん、完敗。 おもしろかった。

確かに、キャラのネーミングや天才たちの集まり・・・って

なんやそれ、的な感じもあったけど。

でも。引き込まれてしまった。

トリックにも謎解きにも。

そしてそれ以上に、キャラクターたちの心のあり方に。

いーくんの過去、玖渚友の過去に何があったのか。

いつかそれは明らかにされるのだろうか。

このシリーズを読んでいけば。。。

読み終えたその日、刊行されているすべての文庫を買うために

わたしは本屋を目指した。




おもしろい。ただ純粋に、おもしろい。

主人公と「天才」と呼ばれる人物たちが集まった屋敷で起こる殺人事件がメイン。

トリック自体はなんてことないものだが、

ガッカリすることはなくむしろ気持ちいいくらいの反則ぶり。

そして事件解決からさらに二転三転する結末は極上のエンターテイメント。

ここまでやるか。

マンガ的アニメ的キャラクターも魅力的。

マンガ好きの自分は特に現実離れした人物たちが好感を持てる。

なのに話は軽くならない。

キャラものであり、ミステリーもあるが、やはり特筆すべきは言葉遊び。

ぼく、玖渚友、哀川潤。徹底的に作られたキャラクターが織り成す会話劇。

どこまでが本当でどこからが嘘か、それとも全て戯言か。

信じてたものに裏切られるおもしろさがある。

この物語において、犯人や犯行動機を予想することに意味はない。

しないほうがいい。

事件以外のところも含めて、ただただ最後まで驚かされながら読んでほしい作品。




トリックは2番煎じ、3番煎じではありますがトリックの見せ方はうまいと感じました。

読者をいい感じにミスリードさせてくれますし。

ただ、殺人事件のトリックを暴くことだけがこの小説のプロットではないです。

ていうかトリックの部分は作者はあまり重要と思ってない節があります。

むしろ私の興味はものすごい個性を発しているキャラたちのほうに向きました。

はじめは言葉遣いで個性を”つくっている”最近のライトノベルにありがちな、

軽いキャラだと思ったのですが、そう思っていたら痛い目を見ました。

そして、そのキャラ自体にミステリがあるのです。

脇役のキャラたちの謎もさることながら、

一番ミステリーなのは主人公である”ぼく”自身ですね。

ちょっと哲学したい秋の夜長にぴったりです。




はじめこの本を読んだ時、「不思議な本だ」と思いました。

しかし読み進んでいくうちにこれが「戯言」なのかと気づきました。

やばいです。面白いです。

2巻目の「クビシメロマンチスト」にくらべ読みにくいと思いますが

めげずに最後まで読むとこの本の面白さに気づけます。

ちなみに自分はこのオチ(起承転結の結)に気づけませんでした




「話の展開に無理がある」「いやこのトリックありえんだろ」

西尾氏の本に対してそんな感想は意味がありません。

無理が在ってあたり前 ありえなくて良いんです

だってそれが西尾維新の魅力なんですから

純粋な「推理小説」をこの本に求めるのが間違っています。

推理小説とは違ったハラハラ感が味わえる、素敵な小説です。



サイコロジカル 下 (講談社文庫 に 32-5 西尾維新文庫) ネコソギラジカル(上) 十三階段 (講談社文庫) サイコロジカル 上 (講談社文庫 に 32-4 西尾維新文庫)




■ 戯言シリーズの感想